2025年 11月 09日
何かしらの学び
「京都学」講座ですっかりお気に入りになった京都芸術大学。
その秋のオンライン1日体験入学に参加しました。
選んだのは「京の伝統文化コース」。
意外なことに、「伝統文化」という言葉は明治時代になってから生まれたのだそうです。
なるほど、と思いました。
鎖国をしていた江戸時代には、“日本文化”と対比する“西洋文化”というものがなかったわけですから、
西洋文化が入ってきて初めて生まれた概念なのですね。
毎朝見ているNHKの朝ドラ『ばけばけ』は、まさにそんな時代が舞台。
そう思って見ると、より一層興味がわいてきます。
ほんの小さな学びも、暮らしを豊かに変えてくれます。
学ぶことの楽しさを、子どもたちにも知ってほしいと思います。
もっと言うと、
宿題を進んでしないからといって、勉強が嫌いなわけではないし、
勉強が嫌いだからといって、学ぶことが嫌いなわけでもない。
新しいことを知ること、触れること、体験すること、感じること——
それが「学び」であり、
本当はとても楽しいことなのです。
「うちの子、なかなか宿題もしないんです。勉強嫌いみたいで……」
そんな風に思わないでくださいね。
きっと、まだ“学ぶ楽しさ”に出会っていないだけ。
その出会いを、私たち大人が一緒に作っていけたらと思います。
保護者のみなさんは、学びを楽しんでいますか?
暮らしの中で、大人も学びを楽しんでいる姿を見せてあげられたら、
子どもたちにもきっと伝わると思いますよ。

2025年 11月 06日
大人な学びは笑顔がいっぱい
きつけ&テーブルスタイル茶道
悪戦苦闘してきたきつけも、少しずつ自信がついてきて、今日はまさに“一段階、階段をのぼった”ような日でした。
帯結びも、2種類にチャレンジ!
1月の「初釜会」、2月の「点てる茶会」を見据えて、
「どの着物にしよう?」「この帯、似合うかな?」とみんなでわいわい相談する時間も楽しく、笑いの絶えないひとときでした。
お茶の時間の前に
ベトナムから届いた「ハス茶」をいただきました。
茶葉を花びらで包み、それをさらに蓮の葉で包んだ本格的なお茶。
葉をほどいてお湯を注ぐと、ふんわり花びらが開いて――
その美しさに、みんな大興奮!
思わぬハプニングで器にヒビが入る場面もありましたが、
今日の禅語は「転禍為福」。
「金継ぎしたらいいね」と笑い合い、まさに禅語の実践となりました。
茶道の時間
デカフェ抹茶と通常の抹茶を飲み比べる“実験”も。
香りや味の違いを感じながら、
「お点前だけが茶道ではない」という気づきの時間に。
おまけ
お稽古のあとの雑談の中で、ずーっと前のわくわく体験教室で茶道体験をした時の写真が出て来ました。
中林先生の着物姿(=伝説の仲居頭風)
みんなで大爆笑しました。
学びあり、笑いあり。
今日も、心豊かな一日でした。

2025年 11月 05日
金継ぎ教室・平日クラス
「前回どこまで仕上げたか忘れてしまって…」という声も聞かれましたが、
いざ始めてみると不思議と手が覚えているものですね。
「ここまでやってたね」「次は金を撒くとこやな」と、一山先生のサポートを受けながら。
笑い声が絶えず、和やかな時間となりました。
刻苧(こくそ)で欠けを埋めただけで、
元の器の色と遜色なく仕上がった方(→私です笑)もあり、
今回はあえて金を撒かずにそのままお持ち帰り。
明日からの食卓にすぐ使えるのが嬉しいです!
休憩時間には、金沢の棒茶と金箔羽二重餅を楽しみながらティータイム。
「使うのが勿体ない」いや、「なんでも大切に使わないとね」と、マダム(シニア?笑)世代ならではの“ものを大切に使う”話題にも花が咲きました。
久しぶりに復活した器を眺めながら、
「何を盛ろうかな」と思いを巡らせる時間もまた楽しいひとときです。
金継ぎは、集中力を使い、指先を動かし、
そして仲間と笑い合う、まさに“心のリハビリ”のような時間。
ボケ防止にもなる、なんて冗談交じりの会話も飛び交いました。
🗓次回開催日
12月10日(水)/1月28日(水)9:30〜
どうぞお気軽にお集まりください。

2025年 11月 03日
はじめてのジャングルリバーSUP@背割堤
11月のわくわく体験教室、無事に実施できました!
コロコロと変わるお天気。
晴れたり、曇ったり、ゲリラ豪雨に見舞われたり、虹が出たり。
まるで自然のドラマを体験するような一日でした。
初めてのSUP。
川の流れと風が、味方になったり、時にちょっぴり手強かったり。
それでもみんな、本当によく頑張りましたね。
毎年カヌーに参加してくれているメンバーも多く、
「初めてのSUPも怖くなかった!」という声がたくさん聞かれました。
チキンラーメンパーティー&野点コーナー
SUPのあとはお楽しみのチキンラーメンパーティー!
定番のシンプルなものから、
バターコーン、チーズ、卵ねぎ、わかめたっぷりなど、
みんなの個性が光るアレンジがずらり。
お代わりする子もいましたね。
焼きマシュマロコーナーでは、
「この焼き色が最高!」と、職人顔負けの焼き加減を競い合う姿も。
さらに、ウェイクならではの“野点コーナー”も登場。
気づいた人は、コーヒーや紅茶、お菓子まで…笑。
アウトドアの中でほっと一息、素敵な時間でした。
お〜ちゃんとソラくんも参加!
今回は、お〜ちゃんもわくわく体験教室に初参加。
そしてなんと、オールドイングリッシュシープドッグのソラくんも!
ふたり(?)とも、みんなに大人気でした。
おわりに
SUPの先生はとても優しく、子どもたち一人ひとりの様子を見ながら
コースを工夫してくださり、安心して体験することができました。
「来年もぜひ!」と笑顔で見送ってくださった先生。
次は、川に落ちるのも気持ちいいくらいの、もう少し暖かい季節にお願いできたら嬉しいですね。
ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました!
そして、お手伝いくださった保護者の皆さまにも心より感謝いたします。

2025年 11月 02日
「バレエがつなぐ祈り ― ウクライナの舞台を観て」
チャイコフスキー「夢の3大バレエ」
キーウ・クラシック・バレエ2025を鑑賞して
三連休の中日。
今日は、バレエ鑑賞へ。
「キーウ・クラシック・バレエ2025 チャイコフスキー 夢の3大バレエ」。
ウクライナの戦禍を逃れ、日本に一時帰国されている長澤美絵さんも出演されており、
第二部『眠りの森の美女』ではオーロラ姫を演じられていました。
カーテンコールでは、デジレ王が日本の国旗を、
オーロラ姫がウクライナの国旗を手に。
その光景に、胸が熱くなりました。
茶道も同じですが、文化には「競争」ではなく「平和」を求める普遍的な精神があるのだと改めて感じました。
前の座席にも、隣の座席にも、低学年くらいの女の子たちが。
子どもも一緒に入場できるのはいいですね。
きっと、今日の舞台が心に残る一日になったことでしょう。
――ウクライナの平和を祈りながら、
このバレエ団に限らず、日本のあちこちで公演を続けている
ウクライナのバレエ団の舞台にも、また足を運びたいなと思いました。
ちなみに、12月16日には
「キーウ・グランド・バレエ・シアター」による
『くるみ割り人形(全幕)』が梅田芸術劇場で上演されるそうです。
クリスマス・イブを舞台にしたチャイコフスキーの名作バレエ。
この季節にぴったりの作品です。
関西でも観られる貴重な機会、興味のある方はぜひ。



