2016年 06月 28日
ファイトのある子を育てたい!
中学生が増えたと言えども、あくまでもウェイクの中心は小学生達です。
私が小学生クラスで心がけていることは、必要以上に教えない事です。
一言で言うと、教えてもらってないことでも、あーでもない、こーでもない、と試行錯誤を繰り返し、自力で解決してみせる‼︎
そんなファイトのある子を育てたい、と思っています。
そう思うきっかけとなったのは〜
今は成人した娘が赤ちゃんだった頃、早期教育全盛期でした。
教育オタクだった私は、○○式と言われる色々な教育法を調べては、我が家の子育ての柱『自立』から外れない限りは、良いと思うことはなんでもやってみる!
と言うバイタリティー溢れる若きママでした。笑
その甲斐あって(?)、娘は、私達夫婦の子にしたら(⬅︎ここ大事なポイント)、それはもう羨ましいくらい賢い子に育っていきました。
記憶力はいいし、発想力は豊かだし、文章を書かせたらあちこちで入賞してくるし、ちょっと教えたら直ぐに理解するし…。
最短の学習時間で簡単に成果が出る…私自身(たぶん夫も)のそれとは、比べものにならないくらい華々しい子ども時代でした。
ところが、そんな彼女にも弱点がありました。
それは、明らかにドンくさい子ども時代を過ごした私の方が優っている点でもあります。
それは、…。
難問にぶち当たったときに立ち向かうファイトと根気強さです。
私にあって、娘に足りなかったもの。
かなり高いハードルも軽々越えられたので、あまり目立たなかったのですが、解けない問題を目の前にしてから「できない、わからない〜」とお手上げするまでの時間の短いこと短いこと。
記憶力がいいものだから、一度教えられた問題はすぐに解けるし、理解が早いから短い時間でたくさんの問題をこなすことができる。
だから、頭の中の棚にはたくさんのストックがあり、新しい問題に出合ったら瞬時に判断できるんですね。
解法が棚にある問題か、ない問題か。
ないとわかった途端の
「知らない問題だから、できない。」
え、もう⁈
って感じでした。
実はこの傾向、うちの子だけじゃあなかったんです。
七田教室の講師時代から数えると、もう22年も子ども達を見てきましたが、早期教育に熱心だったお宅のお子さんに多く見られました。
わかる、わからない
の判断が、
知ってる、知らない
と限りなく重なっていたのです。
幼児の脳は柔らかいスポンジ。
教えたらどんどん吸収します。
でも、知識も吸収しますが、同時に『受け身な学び方』まで身につけてしまっていたんですね。
これ、あかんやろ⁈
と思いました。
分からないこと、知らないことを知りたいと思う気持ちが学びの原動力にならないと。
昔と違って、大抵のことはちょちょいと調べたら出てきます。
知識の量が多いからといって役に立つのは試験の時くらい。
そうじゃなくて、自分の頭で考えて、考えて、粘り強く答えを導き出す力。
知識を与えることを優先した教育をしていては、決して育ちません。
育たないばかりか退化してしまいます。
あかん、あかん。
気づいたら、すぐに方向転換。
答えはすぐに出なくてもいい。
じっくりゆっくり。
まずは、考える。
めげずに。
解いてやるぞ!とファイトを持って。
by wakeitoi
| 2016-06-28 14:39
| ウェイクとは
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