2017年 09月 23日
忘れられない1冊。
小学2年生のときに担任の先生が読み聞かせしてくれたその本は、その後の私の人生に大きな影響を与えたと言っても過言ではありません。
それまでは、自分の身の回り、せいぜい自分が住む町くらいが私の世界でした。
毎日楽しく、学校に通い、勉強し、友だちと遊び…
それが当たり前。
けれども、日本からそう離れてはいない「ベトナム」という国では、ついこないだまで恐ろしい戦争が続いていて、自分と同じような子ども達が死んだり、傷ついたりしていた。
そのことを知ったときの衝撃はとても大きくて、読み聞かせをしてもらっている教室の光景も40年以上経った今でもはっきり覚えています。
戦争は怖い。
強烈に焼き付けられ、その後も、戦争について書かれた物語を何冊も、何十冊も読みました。
戦争だけでなく、社会に目を向けるきっかけにもなったように思います。
この本は、中学生になってから、書店で見つけて購入したものです。
ながらく目にしなかったのですが、今日、納戸を整理していたら、出てきました。
2年前、娘とベトナムに行ったとき訪れたホーチミンの戦争博物館でも見つけたのですが、手に取ることはできなかったので、読み返すのは何年ぶりでしょうか。
世界のあちこちで、恐ろしい出来事が今また起こっています。
戦後生まれの先生が小学生の私に教えてくれたように、私も、子ども達に伝えていかないといけない。
本当に。
(毎年、8月には戦争を題材にした絵本を読み聞かせしていたのですが、今年はしてなかったなぁ…と反省。)
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by wakeitoi
| 2017-09-23 21:49
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