2020年 02月 23日
自主性のある人、主体性のある人
似た言葉ですが、ちょっと違います。
ウェイクでは、将来、主体性のある人になってほしいなと思って、子どもたちと関わっています。
自主性と言うのは、やるべきことを誰かに言われる前にやることです。
自主性のある子というのはお母さんから言われる前に、さっと自分で判断して行動できる子のことを言います。
わかりやすく言うと、
「お母さんににガミガミ言われる前にさっさと自分でやりなさい!」
というのは、自主性のある人とは言えません。
一方、
主体性とは何をやるべきか、どうすればいいか自分でものを考えて、自分で決めて行動することです。
目的をはっきりと持ち、それを果たすために何をすべきかを自分で考えて、意志を貫く努力ができる子は、主体性のある子と言えるでしょう。
どっちでもいいやん。
言われなくてもできるんやから。
と思われる人もあるかと思いますが、私はそうとは思いません。
「自主性」のある行動をとる場合は自分の頭で考えませんが、「主体性」のある行動をとる場合は自分の頭で考えなければなりません。
言われたことをちゃんとできるだけでは、指示を出してくれる人がいなくなった途端に困ってしまいます。
自分の頭で、今、何をすべきか、何をしなければならないかを考えて行動できないと、自立はできないと思うのです。
親が、子どものやることを口うるさく言っていては、子どもは、自分の頭でやりたいことを考える暇などなくなってしまいます。
「毎日、毎日、忙しいスケジュールを親が組み立て、家に帰ってからも時間割がびっしり。」
そんなことをさせていたら、主体性は育たなくなってしまうでしょう。
自主性がある子も、もちろん素晴らしい。
でも、自主性はあるけれど主体性がない子が、意外と多い。
本当の意味で、豊かな人生を歩んで欲しいからこそ、主体性のある人に育ってほしいと思っているのです。
そして、心配しなくても、主体性を高めていくことによって自主性もおのずと身についていくものだと考えます。
勉強を終え、ゲームをはじめるのも、どのゲームをするかも、ルールの確認も、自分達で。
私がいない自主運営のクラスになってからも、変わらず続けられているのは、主体性が育っている子ども達とそれを大らかに見守るお母さん、お父さんがいてくださるから。
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by wakeitoi
| 2020-02-23 07:17
| 子育てコラム
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