2023年 08月 21日
本物に触れる
昨日、最後にチラッと紹介した岐阜県立現代美術館は、平安時代から続く美濃焼の産地のひとつ・多治見市にあります。
県立現代美術館のすぐ近くには、美濃焼ミュージアムがあり、そこでは人間国宝の方が作られた抹茶碗でお茶をいただくことができました。
実際に手に取り、口を当て、美味しいお抹茶をいただいて感じたことは、やっぱり本物に触れないとわからないことがあるということです。
手に取った瞬間に、"わぁ、すっと収まる!"と感動したし、口をつけた瞬間には、"なんて優しい飲み心地なんだろう。"と思わず笑顔になりました。
作り手の方は、使う人のことを思いながら作ってくれたからなのかもしれないなと思いました。
子どもが小さいときには、割ったらダメだからと安価なものを使いがちです。
でも、実は、割れてもいいもの、割れないものを与えるのではなく、ちゃんと本物を教えてあげたら、粗末に扱ってよいものか、そうでないものかを感じ取れるようになるのでは?
本物に触れることは、感性を磨くことにつながるからです。
これは、器だけのことではありませんよね。
絵画や書、舞踏や文芸、音楽や演劇、映画や建築など芸術文化だけではなくて、食事やスポーツなど、もっと身近なものも同じ。
絵画や書、舞踏や文芸、音楽や演劇、映画や建築など芸術文化だけではなくて、食事やスポーツなど、もっと身近なものも同じ。
今、世の中は情報で溢れかえっていますし、実際に見なくても触れなくても、"知る"ことはできますが、現実に、五感を通して触れることとは、全く違います。
そして、子どもたちが本物から感じること、心に響くことは、私のそれと比べものにならないくらい大きいです。
どうぞ、みなさんもいろいろな本物に触れることを通して豊かな感性を磨いていってくださいね。
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