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学び多き一日

以前テレビで拝見し、「いつかお会いしたい」と思っていた半澤鶴子先生。
その願いが、ようやく叶いました。

テーブルスタイル茶道のお仲間からお誘いいただき、軽い気持ちで参加した「弥生の茶事」。

茶事の経験といえば、年に一度の初釜会くらい。
「見様見真似で楽しめたらいいな」と、お待ち合いで白湯をいただいていたその時——
なんと、お正客を仰せつかることに。

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予習してくればよかった…と思っても、もう後の祭り。
けれど、茶事でお正客を務める機会など、そうあるものではありません。
これは学びの機会だと腹をくくりました。
(腹をくくるのは案外早いのですが…笑)

雨の中の寄付きから席入り。
目の前でちょうどよい温度に整えられたお湯。
その瞬間から、すでにおもてなしは始まっていました。
先生のお話は、優しく、そして時に厳しく。
形や手順には歴史があり、理由があり、意味があることを、ひとつひとつ丁寧に教えてくださいました。

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「茶事は、何のためにあると思いますか?」
その問いに続いた言葉が、心に深く残っています。
「濃茶を美味しくいただくためなのですよ。」
その一椀のために整えられた、しつらい。
選び抜かれたお道具。
心尽くしのお料理。
「素晴らしい」という一言では、とても足りません。

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(お菓子も手作りです。)

茶事とは、単なる行事ではなく、
生き方そのものなのかもしれない——
そんな思いが、胸に広がりました。

さらに心を打たれたのは、先生の生き方です。
月に一度、京都にも来てくださる半澤先生。
ご自宅のある千葉から、ご自身で車を運転し、荷物を積んで。

時には寝ずに茶事の準備をされることもあるそうです。

元気の秘密は何ですか?と問われて、先生はこうおっしゃいました。

「待ってくれている人がいること。
やらなくてはいけないことがあること。」

自分のためだけではなく、誰かのために動く。
80歳を超えてなお、挑戦し続けるその姿。
大きな刺激をいただきました。


私なんて、まだまだ。
引退などと言っている場合ではありませんね。

弥生の雨の日にいただいた美味しいお料理と一椀の濃茶。
その味とともに、心に刻まれた一日でした。

最後の一枚は、おまけ。

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我が家の夕食。

by wakeitoi | 2026-03-04 09:47 | テーブルスタイル茶道 | Comments(0)